230323 ランダム
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* Haruru *

* Haruru *

サイト一ヶ月記念♪

 
 + 小悪魔 +









あたしは今、ものすごく怒ってると思う。

原因は道明寺。

アイツ、朝っぱらから何言ったと思う?




「お前からキスしろ」



は?!

意味分かんない!!


でも道明寺は本気で話している。

目が本気だもん。


あたしは睨んでやった。そして無視。

変人は無視した方が良いのよ!!

道明寺は今更恥ずかしくなったのか、

耳まで赤くしてその場に突っ立ったまま。


あたしはそのまま非常階段に向かった。

この体にたまった鬱憤を叫ぶために。




 ・・・・・ガチャ・・・・・



「おはよ。牧野」

ぇ・・・?!

この人は・・・。

「おっ、おはよ!!花沢類///」

何か恥ずかしくなった。

だって、あたしったらすごい顔して入ってきたもの。

花沢類がこんな朝早くから非常階段にいるなんて思わなかったから。


「は、花沢類、何でこんな早いの?!」

「ぇ?早く牧野に会いたかったからに決まってんじゃんv」

なんでこの人は、こんなにも天使の笑顔を見せるのだろうか。

「そ、そそそそそぅ?!」

「牧野、可愛いww」

そう言って、花沢類はお腹を抱え大爆笑をしている。


「ちょっ、そんな笑わないでよ!!!!!」

「だっ・・・て、牧野面白いんだもん!!あははははは!!」

「そっ、んなぁぁー・・・」

「牧野と居ると飽きないよ」

「それって、褒めてるの?」

「褒めてるつもりだけど?」

いっつもそうだ。

花沢類はあたしより一段上手。

この人には勝てない。


「で?」

花沢類は真剣な顔であたしの顔を覗く。

「なっ、何?!」

すると花沢類はニコッと微笑んだ。

「また司と何かあったんでしょ?」

「ぁあ・・・まぁね」


少しの沈黙。


「いっつもそうよ。アイツの考えてることわかんないっ」

「・・・・・・・・・・」

「アイツ、朝からふしだらなこと言ってんのよ?」

「・・・・・・・・・・」

「もうちょっと考えてくれたって良いじゃない」

「・・・・・・・・牧野」

「ぇ??何?!」

「俺のせいかも」

「は??ちっ、ちがうよ!!花沢類が悪いんじゃないよ」

「俺が司に自慢したから」

「じ・・・自慢??」

「うん!!牧野のこと自慢したの」

「あっ、あたしのこと?!?!」

「うん。牧野からのキス何回された?って聞いたの」

何を聞いてるんだこいつは・・・・・。

「そしたら司、黙っちゃってさ」

う゛。確かにあたし・・・。

「俺はあるよって言ったら、司キレちゃってさ」

キ・・・キレるよ・・そりゃ。

道明寺には高いプライドがあるもん。

「だから、俺のせいかもって」

相変わらず花沢類は微笑んだままで。

「謝ってきなよ」

「なんであたしがっ」

「だって、このままじゃ司、きっとあのままだよ?」

「元はと言えば、花沢類がっ・・」

「じゃ、俺がなんとかしよーか?」

「なんとかって・・・・・?」

「大丈夫。なんとかなるよ」

天使の笑顔に倒れちゃうほど素敵な顔が近づいてくる。

そして、耳元で囁く。


「司って、単純だから」


なっ、なんなの!!??

花沢類は道明寺の親友でしょ?!

かなり甘く見られてるわね、道明寺。

いや、あたしもだけど。



「ってことで、代金頂きます」

「は?!」



チュッ


軽く音を立てて

花沢類はあたしにキスをしてきた。



この小悪魔!!





                



                fin










*あとがき*

約4月1日から運営開始。
サイト運営一ヶ月記念のSSです!!
駄文ですみません!!変ですみません!!
貰ってくれる方はいないと思いますが、
一応フリー作品として置いときます;;
花沢類が大好きなので作らせて頂きました♪




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